こんにちは、nomadbizを運営している服部です。「場所に縛られない働き方」をテーマに、スモールビジネスや地方移住、AIを活用した効率的な働き方について発信しています。
「ブログを継続できない」「文章を書くのが苦手」——そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?実は、私も以前は同じでした。しかし、AIを導入したことで執筆のハードルが大きく下がり、ブログ更新のペースが一気に加速しました。本記事では、実際に私がどのようにAIを活用し、ブログ執筆を効率化したのかを具体的にご紹介します。
前編では、AIを活用したブログ執筆の基本的な流れと、実際の効果についてお伝えしました。後編では、より実践的な内容として、画像生成AIやマーケティングAIの活用法、そして「地方移住×フリーランス×AI」という独自の視点から見えてきた可能性について詳しくご紹介します。特に注目したいのは、「一次情報の価値」です。情報があふれる時代だからこそ、実体験に基づいた発信の重要性が増しています。それでは、具体的な活用法を見ていきましょう。

AIを活用した書籍執筆——ブログとの違いについて
現在、このブログと並行して書籍の執筆を進めています。ブログと同様にAIを活用していますが、その使い方はより深く、体系的なものになっています。特に「リサーチ」「情報整理」「長文の執筆補助」の3つの側面でAIを積極的に活用しています。
リサーチの効率化
書籍の執筆では、信頼できる情報源をもとに内容を組み立てる必要があります。ブログでは比較的軽めのリサーチで済むことも多いですが、書籍はより専門的な内容を求められます。そのため、リサーチにかかる時間は膨大になります。
ChatGPTを活用することで、リサーチの初期段階を大幅に短縮できるようになりました。例えば、あるテーマについてAIに質問すると、関連する概念や一般的な統計情報の概要を瞬時に提示してくれます。さらに、「このテーマに関する公的なデータソースを教えてください」などとプロンプトを工夫すると、総務省や国土交通省、経済産業省のような公的機関のデータを教えてもらうこともできます。これにより、リサーチの方向性を素早く決めることができ、実際のデータ収集や深掘りの作業に集中できるようになりました。
情報整理と構成の作成
ChatGPTの特徴のひとつは、情報の整理が得意なことです。書籍では、ブログ以上に「構成」の重要性が高まります。読者がスムーズに理解できるように情報を論理的に配置し、章ごとの流れを整えることが求められます。
例えば、書籍の章立てを考える際に「○○についての本を書きたいのですが、章構成の案を出してください」とAIに指示すると、シンプルなアウトラインをすぐに生成してくれます。そこから「もう少し実践的な要素を加えてほしい」「読者が知りたいポイントにフォーカスした構成にしてほしい」と対話を重ねることで、洗練された構成案を作成できます。
また、書籍では「過去に書いた内容と矛盾しないようにする」ことも重要です。ブログなら記事ごとに独立した内容でも問題ありませんが、本は一貫性が求められるため、以前の章で述べたことを正しく踏まえたうえで執筆を進める必要があります。その際、Notionを使ってプロジェクトを管理し、過去のメモや下書きを検索しながら執筆することで、全体の整合性を維持しやすくなります。
長文の執筆補助と推敲の効率化
書籍では、ブログと比べて文章量が圧倒的に多くなります。そのため、長文を一気に書くよりも、要点をまとめた上でAIに文章の流れを整理してもらうことが有効です。
たとえば、以下のようにAIを活用しています。
- 「この章の概要を300文字でまとめてください」 → 書きたいことを整理した要約を作成
- 「この文章をより分かりやすくリライトしてください」 → わかりにくい表現を明瞭に修正
- 「この文章の論理的な矛盾がないかチェックしてください」 → 読者の視点で客観的に見直し
また、AIは校正や推敲にも役立ちます。誤字脱字のチェックはもちろん、文章の冗長な部分を指摘してくれるので、読者に伝わりやすい文章にブラッシュアップできます。ただし、AIが提案する修正が必ずしも正しいとは限らないため、最終的な判断は自分で行うようにしています。
Notion AIとの連携
ChatGPTは便利ですが、対話形式で進めるため、過去の回答を探しにくいという難点があります。書籍を書きながら、何度も「あの回答どこだったっけ?」と探す手間が発生すると、作業効率が落ちてしまいます。
そのため、私はNotionを活用し、AIとのやりとりを整理して保存するようにしています。NotionにはAI機能(Notion AI)が備わっており、文章の要約やリライト、整理にも活用できます。ChatGPTとNotionを組み合わせることで、リサーチ・執筆・推敲の流れをスムーズにすることができました。
このように、ブログと書籍ではAIの活用の仕方が異なりますが、それぞれの特徴に合わせて使い分けることで、執筆の負担を大幅に軽減できるようになりました。AIを適切に活用することで、「書きたいことはあるのに書けない」という状況を打破し、継続的にコンテンツを生み出せるようになったのです。
これから試したいAI活用:画像生成やマーケティング支援
画像生成AIで記事のアイキャッチや書籍の表紙デザインを作る
ブログや書籍のビジュアルを整えるうえで、画像生成AIの活用が注目されています。特に、記事のアイキャッチ画像や書籍の表紙デザインのアイデアを出す際に、AIを使うと大幅に効率が上がります。
たとえば、ブログの記事を書くときに、適切なアイキャッチ画像が見つからないことがあります。フリー素材を使う方法もありますが、どうしても他のサイトと似た印象になってしまうことが多いです。その点、画像生成AIを活用すれば、記事に合わせたオリジナルの画像を簡単に作成できます。
書籍の表紙デザインについても同様です。従来であれば、デザイナーに依頼するか、自分で作る必要がありましたが、画像生成AIを使うことで、複数のデザイン案を短時間で作成できます。特に、アイデア出しの段階では、さまざまなバリエーションを試せるため、方向性を決めるのに役立ちます。私はデザイナーとしても活動しているので、最終的な表紙のデザインは自分で行いますが、どんな表紙にしようか考えている時に、たくさんのアイデアを提案してくれるのはとても助かります。
現在は、Stable DiffusionやDALL·Eといったツールが広く利用されていますが、今後さらに進化し、より精度の高い画像生成が可能になることが期待されます。
動画生成AIでよりわかりやすい解説を作る(Soraを勉強中!)
最近では、動画生成AIの進化により、テキストや画像だけでなく、短時間で動画コンテンツを作成できるようになりました。その中でも Sora は、高品質な動画を生成できるAIとして注目を集めています。
ブログ記事の内容をよりわかりやすく伝えるために、動画を活用する方法は非常に効果的です。たとえば、地方移住の生活スタイルやワークスペースの紹介、AIを活用した仕事術などを視覚的に伝えることで、読者の理解が深まります。
従来であれば、動画を作るには撮影・編集などの作業が必要でした。しかし、SoraのようなAIを活用すれば、文章や画像から直接動画を作成できるため、編集の手間を大幅に削減できます。特に、SNSやYouTubeでの発信を強化したい場合、こうしたAIツールの活用は大きな武器になるでしょう。
現在この Sora を使いこなせるよう勉強をしています。ある程度の知見が溜まったらまた記事にしてみようと思います。また、今後はブログと動画を組み合わせたコンテンツ制作にも挑戦し、より多くの人に情報を届けられるよう工夫していきます。
マーケティングAIでSEO最適化と投稿タイミングの分析
また、記事を書くだけでなく、それをどのように多くの人に届けるかも重要です。そこで役立つのが、マーケティングAIの活用です。
SEO対策としてAIを活用すれば、記事のタイトルや見出しの最適化、キーワードの選定などを効率的に行うことができます。たとえば、ChatGPTやSurfer SEOのようなツールを使うことで、競合サイトの分析や検索エンジンでの上位表示を狙うためのアドバイスを得ることができます。
また、投稿のタイミングを分析することも大切です。読者が最もアクティブな時間帯に記事を公開することで、より多くの人に読んでもらえる可能性が高まります。AIを活用することで、過去のデータを基に最適な投稿時間を割り出し、効果的なスケジューリングが可能になります。
今後は、これらのAIを活用しながら、より多くの読者に届く記事作りを目指していきます。
「地方移住 × フリーランス × AI」をさらに実践的に活用する
現在進めている「地方移住 × フリーランス × AI」というテーマは、まさにこれからの働き方の可能性を広げるものです。画像生成AI、動画生成AI、マーケティングAIを組み合わせることで、これまで以上に効率的かつ効果的な情報発信ができるようになります。
今後も、新しいAIツールを積極的に試しながら、より実践的な活用方法を模索していきます。そして、その過程をブログや書籍で共有することで、同じように自由な働き方を目指す人たちの参考になればと思います。
まとめ:「AIで執筆を加速させ、成果につなげる」
今回ご紹介したように、情報発信が楽になった一方で、裏どりされていないいい加減な情報や、誰が書いても同じような一般論が溢れています。こうした状況だからこそ「一次情報」の大切さや価値を改めて痛感しています。「AIはあくまで補助ツールであり、本当に大事なのは自分の考え方や経験」という視点を忘れずにいたいと思います。
ただ、AIを活用することで、これまでブログを続けられなかった私が連日記事を投稿できるようになった、というのは特筆すべき変化です。これには大きな手応えを感じており、今後も多くの人に役立つ情報をお届けできるよう、しっかりとした中身のある発信を続けていきます。
その方法として「地方移住 × フリーランス × AI」の実践例をさらに深掘りし、書籍としてまとめる予定ですので、楽しみにしていてくださいね!

付録:この記事のAI活用ポイント

今回の記事では、執筆の効率化とクオリティ向上のためにAIを活用しました。具体的には、以下のポイントでAIを活用しています。
- 記事構成の整理(ChatGPT / Notion AI)
- 記事の大枠を決める際に、見出し案をAIに提案してもらい、全体の流れを整理しました。
- リサーチ補助(ChatGPT)
- 「画像生成AI」「動画生成AI」「マーケティングAI」の最新動向を確認し、記事の内容に反映。
- 参考になりそうな活用事例のリストアップをAIに依頼し、記事の骨子を強化。
- 文章のブラッシュアップ(Notion AI / ChatGPT)
- 文章のリズムや言い回しをチェックし、より自然で読みやすい表現に調整。
- 伝えたいことが明確になるように、不要な部分を削減し、論理的な流れを整理。
- SEO視点での見出し最適化(ChatGPT)
- 検索エンジンを意識しつつ、読者がクリックしたくなるようなタイトル案を複数提案してもらい、選定。
AIはあくまで補助ツールですが、活用することで執筆のスピードが上がり、より質の高い記事を作ることができました。今後もAIを適切に活用しながら、価値のある情報を発信していきます!
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